人気ブログランキング | 話題のタグを見る

写俳日記(写真俳句) 写真と俳句のいい関係

虎落笛(もがりぶえ)

虎落笛(もがりぶえ)_c0065587_13472334.jpg


真鍋さんから、珍しく「恋の句」が届きました。

以下は真鍋さんからのコメントです。

「俳諧の連歌 (短歌の上の句と下の句のように、長・短を交互に、36句連ねてゆく歌仙形式が
最も一般的)に於いても、「恋の座」が設けられており、花ないしは色香を添える工夫がなされ
いるのです。

芭蕉の俳句は、今日では、わび・さびが主流として知られていますが、彼は俳諧の連歌にその
力量ありと、専門家筋では言われており、恋の句をけっこう残しています。

蛇足ながら、俳諧の連歌の第一句=発句が、連歌から独立して、単独に詠まれるようになった
のが、今日の俳句で、俳句という名称は、子規の発案です。」

「虎落笛」という字はあまり馴染みがありませんが、「もがりぶえ」とかくと、ああそうかと思われる
人も多いのではないでしょうか。かくいう私も、もがりぶえとはそう書くのかと気づいた次第です。

子どもの頃に住んでいた家は木造の立て付けの悪い家で、冬の木枯らしが戸の隙間から
ヒューヒューと入ってきたことを思い出しました。
夜、寝静まった頃に木々や窓を揺らすあの音で、ブルブル!と寒さが身にしみる思いがしましたねぇ。。。

この句はきっと切ない片思いの句なのでしょうね。
思いの届かぬこころが、虎落笛にあらわされている素敵な句です。

「虎落笛(もがりぶえ)すべなき人を恋ふるかな 郁子句」

by shahai | 2008-01-14 14:00 | 冬の写俳
<< 枯草 めでたさや・・・ >>